西松建設のわいろ提供報道、調査委を設置へ…バンコク知事
【バンコク=田原徳容】タイのアピラック・バンコク知事は8日、記者会見し、首都バンコクの洪水防止トンネル建設工事受注を巡り、中堅ゼネコン「西松建設」(本社・東京)がタイ政府当局者に資金提供を行ったかどうかについて、事実関係を調査する委員会を設置することを明らかにした。
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同社の担当者が総額約4億円のわいろを渡したとの現地報道を受けたもので、同知事は在タイ日本大使館を通じ、日本の捜査当局や西松建設などに情報提供を求める考えも示した。
この工事は、バンコク中心部の運河のはんらん防止を目的に運河の水を抜く全長約5・3キロのトンネルを建設する公共事業。2003年7月、3社で入札が行われ、西松建設とタイの大手建設会社の共同企業体(JV)が約21億バーツ(約70億円)で落札した。
アピラック知事は、「バンコクにとって不名誉なこと」と述べ、「まず、情報を受け、その上で1週間以内に何らかの報告をする」と話した。
当時の入札にかかわった公共事業局の関係者は、本紙の取材に対し、「古い話でよく覚えていないが、入札は適正に行われたはずだ」と語った。
西松建設は、海外で作った裏金約1億円を国内に無断で持ち込んだ疑いがあるとして、先月4日に東京地検特捜部から、外国為替及び外国貿易法(外為法)違反容疑で捜索を受けた。
(2008年7月9日14時43分 読売新聞)