中国主席、中南米各国首脳と会談 資源・市場狙う
【リマ=尾崎実】中国の胡錦濤国家主席が中南米各国首脳と相次ぎ会談するなど、地域一帯での影響力拡大に向けた動きを活発化させている。ペルー、コスタリカとの自由貿易協定(FTA)締結交渉を進展させ、キューバにはインフラ整備などに資金を拠出した。中南米が持つ豊富な資源と市場が狙いだが、各国の台湾との関係をけん制する意図も見え隠れする。
胡主席は19日、アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議が開かれるペルーの首都リマに到着。ガルシア大統領との会談で「両国関係は新たな段階に入った。協力できる分野は多い」と関係強化を強調。FTA締結交渉を妥結したほか技術や投資など10の協力協定に署名した。
これに先立ち訪れたコスタリカでもFTA締結交渉を年明けに開始することで一致、キューバとは同国の債務返済の繰り延べでも合意した。(21日 19:15)